【ネタバレ無し映画レビュー】
アメリカ映画でよくある(かつては日本映画でもよくあった)高校生たちによる下ネタ祭り映画です。超絶笑える!
下ネタレベルは最強です。めっちゃ笑えるけど、よくこんなゲスいことを思いついてそれを映像化し全世界に配信しようと思ったな、と思う。
この映画をカップルで観ると相当盛り上がるか相当険悪になるか、超両極端なことになると思います。
METFLIXオリジナル映画「パッケージ: オレたちの"珍"騒動」のレビューです。
2018年「パッケージ: オレたちの"珍"騒動」
高校生男女5人組はキャンプに出かけるが、そのうち一人が誤ってバタフライナイフでチ〇コを切り取ってしまう。
ドクターヘリで搬送されたが、肝心のチ〇コをキャンプ場に忘れていったことに気付いた友人たちが、病院までチ〇コを送り届けることになる。
あらすじ書いててこんなにも脱力するとは。チ〇コて。
俺のパソコンの予測変換にチ〇コが組み込まれたらどうしよう。
リアルすぎるチ〇コ
切り取られたチ〇コをクーラーボックスに入れて病院までもっていくんだけど、これがマジでヤバイ。
しょっちゅうカメラに映る切られたチ〇コ。モザイクなど無し。最悪や。映るモノが超リアルで、メシ時には絶対見たくないレベル。
この映画はコメディだから笑いのネタを随時ぶっこんでくるけど、9割下ネタ。しかもディープな。しかもほぼチ〇コネタ。
このネタを是ととるか非ととるかで映画の評価がめっちゃ変わってくると思う。チ〇コを受け入れられるかどうかにかかっている。
文字で表現しても面白くないしネタバレだから書かないけど、久々にアメリカのコメディ観て笑った。コメディって面白い。
スクールカーストが無い!
高校生と言えばスクールカースト。
ティーン向けハリウッド映画によく出てくる「ロッカールーム」「スタジャン着たアメフト部」「チアリーダー」など、スクールカーストを想起させるアイコンが一切出てこない。
ハリウッド映画のティーンものでは(たぶん)珍しい、スクールカーストを描かない映画。
主人公たちはおそらくスクールカーストの中間層。モテてもないし、イジめられてもない5人組な感じ。
キャンプ中も過度にハッチャケないし、過度にオタクにならない。
だから観てる側も過度にイラっとしないし、過度に同情もしない。ジェイソン来てキャンプをぶち壊してくれとも思わない。
とにかく笑わせに走る! 高校生たちのドタバタ、下ネタ、緊急事態なのになんか楽観してる感じが観ていてリラックスできるし楽しい。
制作がベン・スティラー
監督や俳優は有名じゃないけど、制作がベン・スティラー。
最近は「LIFE!」「ペントハウス」など、イケメン俳優になりたいような感じが見受けられてちょっと嫌な俳優。
コメディアンとして成功して才能もあるのにアーティストになってしまったという。
笑いとアートって対極にあると思う。あえてやるのはいいけど、ナルシストになったらお終いだと思う。
この映画でベン・スティラーがどこまで制作にかかわったかは分からないけど、かつて主演をつとめた「メリーに首ったけ」のようなドタバタ下ネタで超面白い。
またがっつりコメディやってほしいな~。
ネトフリの傾向
「好きだった君へのラブレター」「欲望は止まらない!」「13の理由」「このサイテーな世界の終わり」など、
最近のネットフリックスはティーンが主人公の映画が流行ってるんでしょうか。
これまでは大人向け映画や配信ならでは(テレビでは難しい)実験的なもの、ダークなものが多かったから、新規客層を取り込もうとしてるのかもしれない。「13の理由」も当たったし。
ボーイミーツガールで世界からドロップアウト「このサイテーな世界の終わり」シーズン1
ネットフリックスで立て続けにこういうティーン映画を観たせいでハマりつつある。ネトフリの計算通りや。
明日は女子高生のSNSネタ「シエラ・バージェスはルーザー」を観てみよう。