【ネタバレ無し映画レビュー】
今もなお無限に作られる駄作サメ映画たちの中で、久々にまともなサメが登場だ!
「MEG ザ・モンスター」は久々に大量のお金をかけて作られたサメ映画!
このポスターのどうしようもない感じがめっちゃ好きだ!!
サメ映画の始まりは「ジョーズ」。
初代サメ映画「ジョーズ」が版権無しのモンスター(ただの魚)だったため、著作権フリーモンスターとしてサメ映画がめちゃくちゃに量産されるハメになった。
ジョーズは永遠の金字塔。
しかし「ジョーズ」が傑作すぎたおかげでそれを超えることは不可能と判断した映画人たちにより、Z級サメ映画が量産されることとなったのであった……。
私はジョーズ以降のサメ映画=ここ40年余りで作られたサメ映画の中で面白いのは「ディープ・ブルー」「ロスト・バケーション」のみと記憶している。
あとはZ級映画をあえて意識して作った「シャークネイド」も面白かった。
2018年「MEG ザ・モンスター」
中国の特殊な海域には古代の生物が潜んでいた。
遭難した仲間を助けたひずみで海域に通路ができてしまい、メガロドンが侵入してきた!
海で泳いでるときの怖さを再現
CGの超巨大メガロドンは圧巻。もっと残酷度上げてもいいと思うけど、やっぱりこういうのが映像が観たかったと思える!
メガロドンが悠々と海の中を泳ぐ姿、超巨大サメがビーチに侵入する姿(浅瀬なのにありえないという意見は野暮)。
ジュラシック・ワールドを観たときに感じた「海の巨大生物がもっと観たい」という願いが遂に叶った!
最高にデケええええええ^^
船を襲うメガロドンやビーチを襲うメガロドンもいいけど、一番怖いのは海に潜ってるとき向こうの暗闇から出てきそうな恐怖を再現してるところ。
私はたまにシュノーケルをするけど、海の向こう側が黒に近い青で、その先からサメが出てきたらと想像するとめっちゃ怖い。
海で泳いでるときに感じる恐怖感が再現されてると思った。制作者は絶対シュノーケルかダイビング経験者。
キャストスタッフについて
主演はアクションからコメディまでエンタメ映画なら何でもできるジェイソン・ステイサム兄さま。
彼はハゲでもイケメンになれることを証明した超人類である。
今回もバスタオル一枚でムキムキの実を披露しているうえに、さらに女性がサメに襲われそうになったら決断から飛び込みまで三秒ぐらいで実行できるイケメンぶりを発揮。
あまりのカッコよさにもはや笑ってしまうほどのイケメン。これだけイケメンでも何の嫉妬もしないのはハゲてるから。ハゲは正義。
ヒロインは香港のリー・ビンビン(左側↓)。
1973年生まれの45歳だけど、20代と言っても過言ではない東洋の魔女。劇中でも最強に可愛いうえにカッコいい。
この映画は(この映画も)最近のハリウッドのトレンド・中国の映画会社に出資してもらってる映画なので、中国人がたくさん出ます。
その中で、日系人が一人! 久々のマシ・オカ!!
ヒーローズの頃より太ってる感じだけど、いつものように飄々と日本語喋り、そして書く! 久々に姿が見られて嬉しかった。
監督のジョン・タートルトーブはこれまで「クール・ランニング」「フェノミナン」「ナショナル・トレジャー」「魔法使いの弟子」など、ドラマ・コメディを撮っている監督。
なのでMEGもサメ映画なのに残酷度ゼロ。ホラー感はちょっっとだけ。
もっと人が死にまくってビーチで入れ食い状態なシーンも観たかったけど、お子様も安心して楽しめるディズニー並みだったのが不満ではある。
でも俺はもっとサメが人喰うシーンが観たかったんだ!!
MEG2はもうすぐ!
今のところジョーズに次ぐヒットをしてるサメ映画らしい。興行収入ナンバー2サメ映画。
これだけヒットしてるので続編は確実にあるでしょう。
今度はR指定で観たいけど無理だろうな……。
次は大量のメガロドンが観たい。エイリアン2みたいに。
「MEG2 ザ・モンスターズ」に期待大!