【ネタバレあり映画レビュー】

日本では劇場公開されずDVDスルーとなった「ハイジャック・ゲーム」のレビューです。
原題の「Altitude」は「高度」という意味。

2017年「ハイジャック・ゲーム」

FBIの女性捜査官で交渉人の主人公は、過激な犯人逮捕の行動を上司に批判され左遷される。

左遷先に向かうために乗った飛行機で、隣の男から「この飛行機はこれからハイジャックされるから僕を守ってほしい」と依頼される。

主人公は酔客の話と一蹴したが、パイロットが殺されたことを知ると、一人でハイジャック殲滅に挑む。

いやあ、久々にZ級映画が観られて満足です。
Z級映画だろうなと思って観たから、期待通りZ級で満足。
ビール片手に、もしくはベッドで横になりながら、何も考えず俗世を忘れられるショボイ映画です。
この映画について面白いかつまらないかで言ったら、こういう映画は最高です。

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特撮で笑え!

映画後半に、飛行機の扉がテロリストに開けられてしまい主人公が突き落とされそうになるピンチ! な場面があるけど、家の窓を開けた並みのそよ風しかおこならい機内の映像に、我々はつい笑顔がもれてしまいます。二階建ての家かよ。
気圧が、とか、高度が、とか、難しいことは分からないけど、上空で飛行機の扉が開いたらものすごい勢いで中のモノや人は投げ出されることは俺でも知っている。

そしてテロリストがブロンド美女なのもポイント。

銃の構え方が女の子! 俺でも組み伏せられそうだ。

ラストでは主人公とイケメンがパラシュートで脱出するけど、空に浮かぶ二人の周りにはそよ風すら吹いてない。
パラシュートで降下中なのに髪さえたなびいていないので、落ちてるのか落ちてないのか分からない。スタジオの扇風機が故障していたのか、二人は悠々とラブっぽい会話をしながらエンドロールに突入します。
きっと二人はあの後地上にたどり着けなかったことでしょう。

役者が有名人

主演は2000年公開の「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」でボンドガールにもなったデニス・リチャーズ。

↓は007当時の画像。

↓はハイジャック・ゲームのデニス・リチャーズ。

べっ別人。こいつぁ整形失敗のにおいがするぜ……。

↓はテロリスト役はドルフ・ラングレン(左端)。

なんと来年公開の「クリード2」でロシアの鬼サイボーグことドラゴを再演するとのこと! 期待大!

ハイジャック・ゲームのドルフ・ラングレンに関しては特に書くこともなく、なぜこの役を引き受けたのかよくわからない役でした。

Z級映画は観る価値がきっとある

ショボイ特撮が観客の不意な笑いを誘い、いかにもハリウッド映画っぽいアメリカンジョーク(人が何人も死んでるのに冗談を言う)がツボる映画でした。
こういう映画はたまーに観たくなります。いつも観たいとは思わないけど。

 

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