【ネタバレ無し映画レビュー(後半ネタバレあり)】

NETFLIXオリジナル映画「好きだった君へのラブレター」のレビューです。
原作は少年少女向けヤングアダルト小説。

原題の「To All the Boys I've Loved Before」は「私が以前愛したすべての男子へ」とのこと(グーグル翻訳大先生によると)。
面白い少女マンガを読んだときのような爽やかな気分になれる映画でした。by35歳男性。

2018年「好きだった君へのラブレター」
好きな男の子ができても告白できないララ・ジーン。
表に出せない想いをラブレターにしたため隠していたが、ある日すべての手紙が投函されてしまう。

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ヤクルトを全世界に配信

主演は1997年生まれの21歳ラナ・コンドル。

めっちゃ可愛い。めっちゃ可愛い。2016年「X-MEN:アポカリプス」のジュビリー役でデビューした新人女優。

ベトナム出身の女優ですが、劇中ではおそらく韓国人の設定(友達に韓国産美容パックをすすめるシーンがある)。
そして主人公の妹が愛飲している「韓国の飲み物」をボーイフレンドにあげるシーンでまさかのヤクルトが登場する!


めっちゃヤクルトwww

まあ韓国じゃなくて日本の飲み物だけどな! 

全世界配信の映画にヤクルトがいきなり登場して驚いた。
このシーンのおかげでアメリカではヤクルトがプチヒットしているらしい。アメリカのスーパーでヤクルトが品切れ続出だとか。久々にヤクルト飲みたくなった。

映画とはまったく関係ない話だけど、沖縄には森永ヨーゴというヤクルト感満載の飲み物があります。
割と最近まで全国区の飲み物と思っていたけどどうやら沖縄だけのようだ。
ヤクルトの1.5倍は甘いヤクルトっぽい飲み物で、沖縄県内のコンビニにはどこでも置いている。
毎日飲んだら糖尿病まっしぐらな甘さだけど、たまに飲みたくなるうまい飲み物。

そうそう、北海道限定の謎の飲み物「ソフトカツゲン」にも似てます。ヨーゴの方が甘いと思うけど。

アメリカには「告白」が無い!

映画では、ウソ彼氏と結託して本命男子を振り向かせようとしているうちに、ウソ彼氏のことが気になってくるという展開になります。

私はアメリカの映画、ドラマを観ていていつも疑問でした。プロポーズのシーンはあるのに、付き合うときの告白シーンが無いことに。
「好きだった君へのラブレター」でも告白シーンはもちろんありません(付き合ってください、というシーン。想いを告げるシーンはある)。
映画やドラマでは尺の都合でそのあたりのことはハショッてるのかと思っていたけど、どうやら違うようです。
実は、アメリカでは「付き合うときの告白」というものが無いとのこと。
デートしたりちゅーしたりしていつの間にか付き合ってる状態になるそうです。なんて国だ。

「好きだった君へのラブレター」では、ウソ彼氏のピーターはウソ付き合いを通してララ・ジーンと本当に付き合いたいような感じを出します。
フェイクを通して本当に付き合おうとする展開が生まれたのも、もしかしたらそういうアメリカの慣習のようなものの影響があるかもしれない。

ここからネタバレ! 最も好きなシーンについて

 

 

アメリカの高校に必ずあるロッカーがずらっと並んでいる廊下。
映画やドラマではこのロッカーの前でトラブルがあったり、ロッカーにちょっかいだされたりするのが常。
「好きだった君へのラブレター」でもロッカーにちょっかいだされるいつもの展開になります。
ララ・ジーンのセックス流出画像としてロッカーに貼られる写真。誤解だということを誰にも信じてもらえずショックを受けるララ・ジーン。
そこに間の悪い彼氏が登場、ララ・ジーンの親友から「あんたのせいだ、何とかしろ」と言われた刹那まわりで冷やかしている奴らに対して「誤解だから文句があるなら俺に言え!」と啖呵を切る彼氏。
なんつーカッコよさ。こんなイケメンに私もなりたい。

顔良し、性格良し、男友達にも好かれてて上等な車も持ってるのになぜかムカつかないのは、こういうやるときゃやる感のカッコよさがあるからだった(もはや諦めにも似たカッコよさ)。

ティーン向け青春映画はコメディタッチで軽く観られるけど、結構テーマがしっかりしてる作品が多い。
ネットフリックスのオリジナル作品は割と大人向け映画・ドラマが多いけど、たまに作ってくれたティーン向けも楽しいと思った映画でした。

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