【ネタバレ無し映画レビュー】

映画「銀魂」のレビューです。

原作は空知英秋の超ヒット漫画。

監督は「斉木楠雄のΨ難」「HK 変態仮面」「ニーチェ先生」「今日から俺は!」など、漫画原作の実写化を多く手掛ける福田雄一。

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原作と映画は違う

漫画の銀魂は確か20巻ぐらいまで読みました。ギャグが好きでたまーに真面目なバトルも好きだったけど、いつからかギャグ回が無くなってしまったので読むのをやめてしまったけど。

原作の紅桜篇を映画化してるのに、それ以前のキャラ同士の出会いやストーリー展開(=物語の始まり)をすっ飛ばしてるのは逆に清々しいと思った。原作読んでない人はついていけたんだろうか。

この映画のキャラのビジュアルも原作に近くて、というか原作まんまで割と好きです。

ほとんどの役者のセリフが全体的に棒読みなのがつらいけど。

特に菜々緒はヤバイ。この人役者で食ってくこと不可能だ。

小栗旬の銀さんはビジュアル、演技とも結構好きでした。

とはいえ、私は原作と映画(アニメ、ドラマなど)は違うと思ってます。

原作通りにならなくても映画は映画と思っているので、この映画単体について思うことを書きます。

ギャグがつらい

ギャグは、クスッと笑えるものがいくつかありました(橋本環奈のセルフパロが好き)。ただ、ほぼ全てのギャグはスベってた……。薄ら寒い漫才見てるようだった。

なんだろうこの「面白いもの見せてやる」感。「面白いもの思いついたから、みんなで楽しもう!」じゃなくて、遥か高みから笑いをお与えくだすってるような感じ。ナルシスティックできついです。

CGのクオリティもとても低い……。実写版GANTZは凄くて、日本でも高いクオリティのCGが作れることが分かってたのでビックリ。

銀魂よりテレビの仮面ライダーのCGの方がクオリティ高い気がする。

世間と自分のズレ

映画は大ヒット、続編も今年公開してヒット中ですね。私が会う人はすべてこの映画を面白いと言っておる。

世間と自分にズレがあると怖くなる。何か見方を間違ったんじゃないか。でもそう思ったんだから仕様がない。

昔、テレビドラマと映画の香取慎吾主演「西遊記」がヒットしたときに「学芸会じゃん」って感想を聞いたことがあるけど、この映画も学芸会だと思ったぞ。

バーに行ったらマスターが常連さんとめっちゃ盛り上がってて俺は一人で何か疎外感がある、そんな感じを終始味わえた映画でした。

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