【ネタバレ無し映画レビュー】

毎年湯水のごとく作られる映画「人狼ゲーム」、その2作目の「人狼ゲーム ビーストサイド」をレビューします。

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映画「人狼ゲーム」はつまらない?

私は映画人狼ゲームを5作目まで観ましたが、ビーストサイド以外面白くない……。
ネットフリックスで観たのですが、映画館で観てたら怒るレベル。
基本若手俳優(と名ばかりのアイドルちゃんズ)が大声でわめいてるだけの映画です。

その中でビーストサイドだけが好きで、何度も観ています。
なぜ好きなのか、一番は俳優の演技が見応えありだから(やっぱり大声でわめくけど)!
特に土屋太鳳の演技につきます。

役者の演技がほぼアドリブ

土屋太鳳のインタビューによると、俳優の演技はほぼアドリブとのこと!

土屋太鳳 人狼ゲーム ビーストサイド インタビュー

この顔である。

アドリブがいい方に作用していると思う。
シュールな笑いや言い間違い、マジか素なのか分からない演技が、見てて楽しい。

それを踏まえて「人狼ゲーム ビーストサイド」公式ウェブページ掲載のあらすじをご覧あれ↓

あたし、横山由佳は、2度目の殺戮ゲームの席に着いていた。
参加者は10名。みんな突然この部屋に連れてこられた高校生たちだ。
「人狼」のカードあたえられたあたしは、村人たちをあざむき、ひとりずつ殺していかなくちゃならない。
普通なら絶望するのかもしれないけど…あたしはむしろ興奮し、驚喜していた。
なにせ、ずっと待ち望んでいた「非日常」を存分に楽しめるのだから!
複数の「自称預言者」が現れ、共有者がほかの村人たちを扇動する。
場が混迷を深める中、あたしはひとりほくそ笑み、さらなる血の味を求める…!

 

このあらすじの内容と映画本編の内容は全然違います。
原作小説があるらしいから、そっちの内容を映画公式ページに載せたんだと思う。

公式ウェブページに書かれているあらすじと映画本編の内容が違うのは、
憶測だけど、アドリブとか現場のテンションで撮影中に内容が変わっていったんじゃないかと思う。

ストーリーが面白い!

村人は人狼を当てるのがゲームの肝なのに、なぜか自称人狼や自称占い師が現れる。
観客には嘘がばればれなので、物語がこんがらがる感じが見ていて楽しい。

そして1作目と違って、ビーストサイドでは主人公が人狼=犯人になります。
犯人が人の目をかいくぐって目的達成する様が見応えあり。
古畑任三郎とか刑事コロンボのように、犯人をちょっと応援したくなる心理になります。
バトル・ロワイアルのように「どうやって殺すのか」も見どころの一つかも。

映画「人狼ゲーム」が毎年作られる理由

映画「人狼ゲーム」は2013年から2018年までに映画7本、テレビドラマ1本が作られています。

2013年「人狼ゲーム」
2014年「人狼ゲーム ビーストサイド」
2015年「人狼ゲーム クレイジーフォックス」
2016年「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」
2017年「人狼ゲーム ラヴァーズ」
2017年「人狼ゲーム マッドランド」
2018年テレビドラマ「人狼ゲーム ロストエデン」⇒キャスト継続続編映画「人狼ゲーム インフェルノ」

 

人狼ゲームって文字がゲシュタルト崩壊してきた。
2017年に至っては2本も作られているし……。

映画「人狼ゲーム」が作られる理由として、

1.密室で作ることができる(その気になれば一部屋だけで作れる)から、撮影時間短縮なうえロケ代が安い

2.スタッフ、キャストが少人数で抑えられるから人件費が安い(ビーストサイドでは音楽がピアノソロ曲1~2曲しかない)。

3.売り出し中の俳優を使うので、タレント事務所も宣伝になるので映画を制作してほしい。

4.そもそもみんな人狼ゲームが好き(映画もゲームも)で毎年観てくれる。

早い、安い、みんな大好き! だから人狼ゲームが毎年延々と作られるんだと思う。

土屋太鳳は嫌われてる?

よく、土屋太鳳はぶりっこだ! マジムカツク!
という意見をよく聞くんだけど、
私はビーストサイドの土屋太鳳しか見たことないから、土屋太鳳全然ぶりっこじゃない。

 

この顔である。

この映画では土屋太鳳が作詞作曲したシュールな劇中歌も歌ってます。
バンド演奏したいぐらい狂った歌なので是非聴いてほしい。
ちなみに映画人狼ゲームはシリーズがつながってるようでつながってないので、
ビーストサイドだけでもレッツレンタル。面白かったら他のも観てくだされ。

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