沖縄在住の私が東京へ行く機会があったので、TOHOシネマズ日比谷にて「カメラを止めるな!」やっと観ることができました。

「カメラを止めるな!」公式ウェブページの上映スケジュールには沖縄の公開予定が無くて、

これはきっと年末(最悪年度末)まで公開されることは無いやんけと思い、

キツキツスケジュールのなか平日夜の回を観に行きました。
※沖縄では、DVDが既に発売した後にフィルムがやっと届いたので映画館で上映する(通常料金で)という、沖縄あるあるが存在する。

 

8月初旬、平日21:20の回がほぼ満席。
「ゾンビが出る」「低予算で作られた」「冒頭30分がワンカット」という情報のみ、その他の情報は仕入れず観てきました。

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30分ワンカットはすごいけど!

冒頭30分のワンカット映像は圧巻!
俳優の演技やシーンの移り変わりも自然で(あえて不自然にしてるとこもナチュラル!)、どうやって撮影したのかマジメイキングが見てみたい!

ただ、映画の世界観が意味わからないのと、なんとなくのオチが開始10分で分かってしまう。
冒頭30分中に思ってたことは、

まさかこの「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」もどきを90分延々と観せられるのか?

低予算で30分ワンカットがすごいからめっちゃ売れてるのか?

つーか30分ワンカットなんか昔「スネーク・アイズ」で観たし!

 

 

※「スネーク・アイズ」の30分ワンカット映像は観客に分からないところで3回カットを挿入してるらしい。

当時のフィルムは30分以上ワンカットで撮れなかったから。

 

 

もう、30分イライラしっぱなしだった。

イライラしっぱなしだったけど、結論から言うと、
今年「カメラを止めるな!」以上に面白い映画は観られないと思う。
私がイライラしていたところもすべて面白くなるための伏線だった!

 

 

カメラを止めるな!は3分割。

カメラを止めるな!は30分毎、3パートに分かれています。

1.ワンカット映像

2.登場人物紹介

3.伏線回収

とくに3番目の怒涛の伏線回収が最高!
「ワンカット映像」の裏側を紹介しながら、登場人物全員の動きをものすごいスピード感と笑いで魅せる。
映画館で腹抱えて笑った初めての映画です。
笑いは共感とギャップが大事だと思うけど、中盤30分の登場人物紹介で全員の性格を見せてさらに共感させる(こういうヤツいるいる!って思うヤツが何人もいる)。
共感してるから応援したくなるし、登場人物がハジけたり失敗するとめっちゃ笑える。

 

 

カメラを止めるな!がクチコミヒットした理由

この映画の話を誰かにするとき、極力ネタバレしたくない。
でも誰かと一緒にネタバレありで話したい。
だからみんなこの映画をおすすめするし、心底観に行ってほしいと思うから紹介にも熱が入る。

これから観に行く人は、ヒットしてる今のうちに、映画館で観てほしい!
不特定多数の人たちと映画観てゲラゲラ笑う、マジ幸せな観劇がきっとできます。

 

 

「カメラを止めるな!」は新しくて、すごくて、笑えて、泣ける。

脚本、編集、ギャグが一級品。
そして「みんなで一つのものを作り上げるって素晴らしい!」と思える映画。
ラストシーンでは、私もあの中に入って拍手したいと思った。
共感、笑い、そしてさわやかな感動がある。久々に幸せな気分になれた、そんな映画でした。

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